「オープン戦、ツインズ３-１ヤンキース」（３１日、リーカウンティー）

　ヤンキースの田中将大投手（２６）はツインズ戦に先発し、五回途中まで７安打３失点で負け投手になった。

　開幕投手に決まっている田中は、オープン戦最終登板で五回途中３失点と打たれた。三回に長短打を浴びて先制点を許すと、四回には下位打線に３連打を浴びて再び失点。五回にも２番エスコバルにソロ本塁打を許すなど苦しい投球となった。

　ボールにキレがなく、７６球中奪った空振りは７つだけ。それでも表情に暗さはない。「うまいこといかないところがあったけど、シーズンに入る前にいろんな（悪い）ことを出しておいて良かったと感じている」。ロスチャイルド投手コーチは「彼が健康である限り問題はない」と、信頼が揺らぐことはなかった。

　４試合のオープン戦登板を終えた。６日の開幕・ブルージェイズ戦に向け「球数もしっかり投げることができて、開幕前にやることはすべてやれた。あとは開幕を迎えるだけ」と力強く言った。