マー君5回0封 戦列復帰GOサイン

 右肘痛で故障者リスト(DL)入りしているヤンキース・田中将大投手(25)が15日、フロリダの球団キャンプ施設でマイナー選手との試合形式の練習に登板し、5回6安打4奪三振。故障後最多の65球を投げ、直球は最速148キロを計測するなど復調ぶりをアピールした。ジラルディ監督はこの日の投球内容に合格点を出し、21日(日本時間22日)の戦列復帰を示唆した。

 腕の振りが鋭くなり、球威が増した。五回。予定の65球まで残り9球となったところで田中将がギアを上げた。「最後に少し強度を上げてみようと思って力んで投げてみました」。空振り三振を奪った62球目のツーシームが146キロ、続く63球目のフォーシームがこの日最速の148キロを計測。「試合になれば力まなくてももう少しスピードが上がる。順調かなとは思いました」と手応えを口にした。

 スリーアウトごとに10分のインターバルを挟んで登板する変則ルール。田中将はマイナー選手11人、のべ20人と対戦して失点はなかったものの6安打はいずれも外野に飛ばされた。それでも「そこまで悪いものではなかった」と総括。降板後の体の状態は「普通です。特に変なところはない」と言った。

 ジラルディ監督はその内容に満足感を漂わせながら「次はわれわれの試合になる可能性はかなり高い。明日の状態を見てからになる」。復帰日は明言しなかったが、21日のブルージェイズ戦になることを示唆した。7月8日インディアンス戦を最後に遠ざかっているメジャーの舞台。田中将の戦列復帰はもう目の前だ。

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