イチ、錦織を大絶賛!「圧倒してる」
「ヤンキース6-2ロイヤルズ」(6日、ニューヨーク)
五回から代打で途中出場して2安打1打点。存在感を示したヤンキース・イチローが「きょうは俺のことはどうでもいいでしょ」と言って、ひと際声を弾ませたのが、テニスの全米オープンで四大大会では日本人初の決勝進出を果たした錦織の話題になったときだ。
「(相手を)圧倒してるもんね。あれは気持ちいいですよ。あの冷静な感じもいい」
ニューヨークの自宅のテレビで準決勝の序盤を観戦。テニスシューズタイプのスニーカーで球場入りし、試合前のクラブハウスで快挙の瞬間を迎えた。
自身は04年に年間262安打を放ち、84年ぶりにメジャー記録を更新した。日本テニス界の快挙に「錦織選手が結果を出していなかったら(最後に準決勝に進んだ)96年前の人のことは出てこない。確実に前に進んでいる。それがいいじゃないですか」。称賛の言葉は尽きなかった。