マー君フォーム改造計画!8月上旬にも
右肘内側側副靱帯(じんたい)の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしたヤンキースの田中将大投手(25)が18日(日本時間19日)、ヤンキースタジアムで戦線離脱後初めて報道陣に対応した。復帰に意欲を見せると同時に、痛み再発を防止するため今後は投球フォームの改造に着手する考えがあることを明かした。
DL入りから9日が過ぎた。右肘にサポーターを巻いて取材に応じた田中将は時折、笑顔を見せるなど、すでに気持ちの切り替えはできていた。
8日の登板後に右肘に痛みを訴えて翌日にDL入り。精密検査の結果、靭帯の部分断裂が判明した。
「残念だなというのと、キャンプのときから『ローテーションを守って1年間、投げ抜きたい』とずっと言ってきたので申し訳ないというのと、ふがいない気持ち」
離脱直後の心境を明かした。しかし、落ち込んでばかりはいられない。「そんな姿をいつまでも見せてもいられない。こうなったものはしょうがないので、しっかりと(けがと)向き合って、しっかりと治していかないと」と前向きな気持ちを言葉にした。
復帰まで最低6週間。14日には患部に再生療法の注射を打ち、すでに肘以外の箇所のトレーニングを始めている。ジラルディ監督は「3週間はノースローになると思う」と話した。
復帰後に向け、田中将は「(肘に)ストレスがかかりすぎない効率のいいフォームで投げられるように改良していく。なんとなくイメージしてる部分はある」とフォームを改造する考えを明かした。まずは肘の痛みを消すこと。順調にいけば、8月上旬から田中将が投球フォームの改造に乗り出す。