BCリーグ大家ナックル習得で米復帰へ
今季はBCリーグ・富山でプレーした元大リーガーの大家友和投手(37)が、5年ぶりに米球界に復帰することが11日、決定的となった。関係者が、メジャー3球団からマイナー契約のオファーがあることを明かした。
メジャー通算51勝を挙げた大家は、2010年に“古巣”横浜(現DeNA)で日本球界復帰。翌年9月に右肩の手術を受け、同年限りで自由契約になった。1年のリハビリ期間を経て今年4月に富山と契約した。
復活のカギとなったのは習得に取り組んだナックルボール。最大の武器だったカットボールとのコンビネーションと、持ち前の投球術で手応えをつかんだ。今オフは米アリゾナ州でナックルに磨きをかけ、現在は故郷の京都で自主トレを行っている。
関係者は交渉について「いい流れできている」と自信を見せた。メジャー最後の登板は09年10月4日。ナックルボーラーとして生まれ変わった大家が復帰に前進している。