球児“モテモテ交渉行脚”交渉スタート
2012年11月16日
阪神からフリーエージェント(FA)でのメジャー移籍を目指す藤川球児投手(32)が交渉解禁日となった14日(日本時間15日)、アリゾナ州フェニックスにあるダイヤモンドバックスの本拠地を訪問したことが分かった。今後はドジャースとエンゼルス、さらには東海岸のチームにも足を運ぶ予定。帰国日が迫る中、訪れる球団を絞り込むなど、“モテモテ交渉”がスタートした。
待ちに待った交渉解禁日。藤川が選んだのは米国南西部に位置する、“常夏の地”フェニックスを本拠地とするダ軍だった。チーム編成を統括するタワーズGMは、8月に来日。甲子園にも足を運ぶなど、日本市場に大きな関心をもつ人物だ。チームはすでに抑えのプッツ、セットアッパーのベルら、右の中継ぎは豊富な状況だが、日本を代表する守護神を見過ごすわけにはいなかったようだ。
シーズン中はダ軍をはじめ、約15球団のスカウトが藤川を調査。特に今季はけがや不振で抑えが安定しなかったチームが続出したこともあり、オフのFA抑え市場は“売り手市場”にある。ヤンキースの抑え、ソリアーノが来季の契約1400万ドル(約11億2千万円)を自ら破棄してFAを選んだのはその際たるもの。藤川も例外ではなく、関係者は「約10球団が興味をもっている」と話す。
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