九回、逆転サヨナラ2点本塁打を放ち、生還したマリナーズのイチロー=セーフコ・フィールド(共同)
「マリナーズ3-2ヤンキース」(18日、シアトル)
マリナーズのイチロー外野手(35)がシアトルでのヤンキース戦の九回に、2試合連続のサヨナラ打となる逆転サヨナラ2ランを放った。イチローのサヨナラ本塁打は大リーグ初。5打数4安打で、リーグ2位の打率・357。城島健司捕手(33)は出場しなかった。
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メジャー83発目は、劇的な初のサヨナラ弾。その一発が、前夜のサヨナラ安打に続くとなれば、喜びは格別だ。
「やっぱ、昨日があって今日もまたっていうのはね、そこが一番ですね。結果として難しいことが多いですから。それが起きたわけですから」。
1点を追う九回裏だった。2死二塁。マウンド上には過去の対戦打率・200と苦しめられてきた守護神リベラがいた。「厄介なピッチャーとして必ず名前が出てくる。だってどの球がどのコースにきても簡単な球にはならないピッチャーってそういないですからね」。マリナーズに対しても97年8月23日以来、27連続セーブ中の難敵だ。
その初球、内寄り、ベルト付近にきた148キロの“カッター”にバットを一閃させた。打球は右翼席へ一直線。興奮が渦巻くダイヤモンドをわざとゆっくり回ったのは、「だって初めてだし。なかなかヤンキースの試合でね、うーん、その方がいいでしょ、もったいないじゃん」と笑わせた。
この日は七回までの4打席で3安打したが2度けん制で刺された。その屈辱を晴らす一発。前夜は仲間からの手荒い祝福を避けるため外野まで逃走したが、この日は本塁手前で股間付近を両手で叩く“爆笑ポーズ”を披露した後、歓喜の輪に中にジャンプした。
「なかなか忘れないでしょうね」。カーテンコールに右手でヘルメットを掲げると、ボルテージはさらに高まった。
(2009年9月19日)






