襲名披露で結びつき強く、中村芝翫一家

10・11月に東京の「歌舞伎座」で襲名披露を終えたばかりの中村芝翫一家が8日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)に登場。『襲名披露パレード』に参加し、杖を振りかざして魔法体験を終えた後に、襲名や家族に対する思いを語った。

中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助と、親子4名同時披露は史上初。「11月で結婚して25年。まさか僕が父の名前を襲名するとは思っていなくて、芝翫という名前を、50を過ぎてから継がせていただくことは一入でございますよね。歌舞伎役者は50を過ぎてからやっと、さぁ、これからですからね。また、それぞれ橋之助、福之助、歌之助という成駒屋には縁のある名前を継がせていただいて、芝翫という名前は大阪出身の名前でもありますので、来年は大阪の『松竹座』の幕が開けられるというのはすごくありがたいことですね」と感慨深く語った中村芝翫。

そして、2カ月間に渡る襲名披露を終えた次男の福之助は「襲名は来年の12月まで続くので、1日1日大切にしたいと思っています。10・11月は、みんなで車で行って、みんなで帰ってきて、家族といる時間が本当に久しぶりかというほど、みんなでいたんで。仲良くなったなと思います」と家族の結びつきが強くなったことを語り、三男の歌之助は「父も橋之助を襲名したときは僕と同い年だったので、父が橋之助の名前を大きくしたように、僕も歌之介の名前を大きくできればなと思っています。今は中学3年生で、学校に行きながらお芝居に出ていたので、母が何があっても朝起きて送りだしてくれたのは、本当にありがたく思っています。家族に支えてもらいながら、がんばります」と母・三田寛子の支えに対する感謝を語った。

また、長男の橋之助も「僕たちの会話は9割5分ぐらい芝居の話になってしまうんですよ。そういうときに、おしゃべりの母なんで本当はしゃべりたいと思うんですけれども、我慢して僕たちの話を聞いてくれていて。今日は『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』に来て、僕が女の子をもうけて、母が一緒に楽しめるようになったらいいな、なんて思ったりもしましたね」と母を思う家族計画も披露した。

ちなみに、「松竹座」での公演を終えた後、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」には家族でよく訪れるそうで、「初めてここを訪れたときは、おくるみの姿の歌之介を抱っこしてきたのを覚えています」と三田寛子が思い出を語り、最後は『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』での魔法体験にちなんで、「今日はみんなが安全で健康で、『松竹座』の襲名が成功しますようにって魔法をかけたんで!」と、愛らしくも、しっかりと1月2日から始まる『壽初春大歌舞伎』をアピールした。

(Lmaga.jp)

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