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 三菱 RVR

 SUVで国内初のアイドリングストップ搭載

 ブレーキ離した瞬間に「ブルルンッ」

 国内SUV初のアイドリングストップ機能を備えたRVR(写真はGグレード)

 清廉なカワセミブルーの代表カラーが優れた環境性能をイメージさせる、三菱自動車のコンパクトSUV「RVR」に、新型1・8リットルMIVEC(マイベック)エンジンと、国内SUVでは初となるアイドリングストップ機能が、グレードMおよびGに採用され、10月下旬から発売された。車両本体価格(税込み)が200万円を切るMグレードの2WD車などお得感も十分。外観の格好良さ、清らかな走行性能を体感した。

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 信号待ちなどの際にエンジンが止まり、再発進時には瞬時にエンジンが再始動するアイドリングストップ機能の搭載車。国内ではマツダが09年に初めて送り出し、昨年は日産、今春にトヨタと、同機能の付いた車が続々と繰り出されていった。

 「後発だけにより優れたもの、特異性を持ったものを送り出さなければ、の思いでした」。この秋、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー(AS&G)」を搭載したRVRを投入した、三菱自動車の開発担当者の声だ。競馬の展開に例えれば、環境機能を競うG1競走で、三菱は電気自動車のi‐MiEV(アイ・ミーブ)で先行態勢をとり、今回はRVRで中団やや後方からの追い込みにかける意気込みだ。

 早速AS&Gの付いたGグレード車(2WD)の走り具合、乗り心地を試乗取材。ボディーカラーはおなじみ、河川のせせらぎ付近に生息する野鳥カワセミをイメージしたブルー。昨年2月に新型RVRを発売して以来、その認知度を広めてきた最大の功労色だ。乗車前には、この車種への儀式ともいえる、フェンダー部分を手のひらでペコリと凹(へこ)ませ、手を離すとすぐに復元する独特のソフト感を確認した。

 RVRのアイドリングストップ機能はSUVで国内初だという。意外な感じとともに、そういわれれば、これまで試乗した同機能車の運転席は、こんなに高くはなかった。スムーズな走り出し、軽すぎないステアリング操作から、程なく最初の信号待ちでブレーキを踏んだ。いつ止まったのか気づかなかったが、エンジン音が消えていた。

 停止線前から右折へのハンドルを動かした途端、今度ははっきりとエンジンの再始動が体に伝わった。直進路ではもちろんブレーキを離した瞬間に「ブルルンッ」という振動が伝わる。いい意味で“後出し”による、他メーカー車のいいとこ取りが開発に生かされたようだ。

 マニュアル世代にとって“エンスト”ほどストレスや緊張感のたまる現象はない。しかし、今は1度止まったエンジンが、再始動への不安を感じさせる暇などありえない。一方で、エンジンが停止している間に抑えられるCO2の排出量や、倹約できる燃料の積み重ねが、当該ユーザーの経済性だけでなく、国内はもとより地球規模で環境保護に貢献している。

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