関西・児山、聖地で秋のリベンジを宣言

 昨秋の明治神宮大会準優勝で、今大会も優勝候補の一角に挙げられている関西(岡山)。エース・児山祐斗(3年)は冬場のトレーニングの成果で球威が増し、制球力も向上した。大会第4日(25日)初戦の相手は四国王者・高知。巧みな投球術で強敵を倒し、頂点を狙う。

 聖地でも堂々としていた。18日の甲子園練習。エース・児山は、あこがれのマウンドの感触を確かめながら、直球とシンカーを10球ほど投げた。「気持ちよかった。本番も思い切り投げたい」。頂点を目指す戦いへ闘志をみなぎらせた。

 昨秋の神宮大会でチームを準優勝に導いた左腕は、ひと冬を越えてさらにたくましくなった。体重が76キロから79キロに増えたことで球威もアップ。「腕の振りが鋭くなった」と変化球の切れも良くなった。

 制球力の向上にも取り組んだ。ホームベース上に置いたボールを狙って当てる投球練習を毎日続け、低めへの意識を徹底。神宮大会の決勝で仙台育英に直球を打ち込まれた反省から、緩急をつけた配球も研究した。

 高知との初戦に向け、江浦滋泰監督(43)は「児山は落ち着いて投げられるかどうか」と、甲子園独特の緊張感を警戒する。本人は「神宮大会で優勝できなかったのは悔しい。リベンジしたい」と強気。成長した姿を甲子園で見せつけるつもりだ。

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