PL・前野内野手が4安打無四球完封

 「高校野球大阪大会・4回戦、PL学園7‐0上宮」(24日、舞洲)

 PL学園の2年生スラッガー・前野幹博内野手(2年)が投手としてチームをけん引した。公式戦初先発で4安打無四球完封。4月28日の春季大阪大会3回戦・大塚戦で1回を投げて以来の公式戦マウンドだったが「初球ストライクが取れて投げやすかった。外角低めのまっすぐがよかった」と落ち着いていた。

 五回までは1人の走者も出さず完全ペース。打撃でも二回に先頭で左前打を放ち出塁、続く中山の左翼線二塁打で先制のホームを踏むなど、3打数1安打1死球で主軸の仕事を果たした。

 河野有道監督(63)は「投手陣がケガと不調で総崩れなので前野に登板させたが、予想外の出来」とたたえた。4球団のスカウトが視察。DeNAの万永スカウトは「身体能力の高さを見せてもらった。来年が楽しみ」とコメントした。

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