「高校野球・大阪準決勝、大体大浪商3-2金光大阪」(31日、舞洲)
大阪大会準決勝が行われ、牛島‐香川のバッテリーで出場した1979年以来の夏の甲子園を目指す大体大浪商が、金光大阪に3‐2で競り勝ち、31年ぶりの決勝に進出。履正社は10‐0の五回コールドで近大付を下し、97年以来、13年ぶりの甲子園をかけた大一番に臨む。
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古豪復活‐。その響きを楽しみつつ、しかしとらわれない。これが強さだ。昨年春に就任した四田監督のもっとも重視してきた野球が象徴的なプレーとなって勝敗を決し、大体大浪商は31年ぶりに決勝へと駒を進めることになった。
同点の八回2死二塁。藤原は投ゴロ。しかし送球は相手一塁手のミットをすり抜け、決勝点が転がり込んできた。
先制点は敵失による走者。2点目は暴投絡み。すべてがミスに乗じての得点だ。その逆を行く野球。昨年は新型インフル禍でまともな野球ができず敗退。しかしその翌日から、四田監督は「今日からが“新生浪商元年”だ」と新チームに宣言、本格始動を開始した。
それから1年。とにかく基本をたたき込んだ。過去に、名手と言われた石毛宏典氏を西武時代に鍛えた広岡達朗氏から「やさしいプレーこそ、大事にするように」という助言をもらった経験が生きた。とにかくキャッチボールの大切さを選手に説いてきた。そして、キャッチボールの差が、勝負に直結した。
31年ぶりの夏の甲子園出場をかけた決勝の相手は履正社。主戦の北畑は過去の伝統も、履正社の強力打線も「気になりません」と連投に意欲を見せる。四田監督も、古豪復活の期待に「周りが喜んでくれればいいこと」と話し、それ以上の重圧を一しゅう、続けて「(相手は)強すぎます。どないしょうかな」という笑顔の裏に、基本という最高の武器を身につけた自信を漂わせていた。





