皐月賞
 デムーロ連覇 伏兵メジャー栄冠 2004/04/18・中山競馬場
 
追撃をかわし、派手なガッツポーズを決めるデムーロ=中山競馬場
  牡馬クラシック第1弾「皐月賞・G1」は1勝馬ダイワメジャーが大金星。マイペースで逃げたメイショウボーラーの2番手を進み、直線で一気に抜け出して快勝。前走スプリングS3着で出走権を獲得した10番人気の伏兵が、見事にG1馬に輝いた。デムーロは昨年に続き連覇。1番人気のコスモバルクは中団前からスパートしたが届かず、無念の2着。地方馬のクラシック初制覇の夢は実現できなかった。

 またこの男の左腕が突き上がった。今年は隣に頭をポカリとやる相手もいない。北海道の星コスモバルクを1馬身1/4も置き去りにした。デムーロだ。10番人気ダイワメジャーが6年ぶりの関東馬Vを達成した。

▼ 第64回皐月賞
1着  ダイワメジャー
デムーロ
1.33.6
  2着 コスモバルク
五十嵐冬
1 1/4
  3着 メイショウボーラー
福永
2馬身
  「皐月賞は僕のラッキーレース。最高だね」とネオユニヴァースに続く連覇に笑みがはじけた。陽気なイタリアン。表彰式では応援に駆けつけた父ジョバンニさんら家族と抱擁、デットーリのように馬上からジャンプしたらずっこけた。だが決戦への準備は周到、レース運びは実に冷静だった。

 マイネルマクロスが出遅れ千メートル59秒7と思わぬスロー。差し馬が後方でもがく中、2番手につけた。初騎乗だったが、ビデオを繰り返し見て追い切りにも駆けつけた。

 カギは気難しさをどう封じるか。追い出しはじっと我慢。反抗するのでムチで叩かないという二つを徹底。それが鮮やかな騎乗につながった。

 新馬戦のパドックで寝転び、牧場の育成時代は10人がかりでゲート練習したほど。「一時は競走馬になれないと心配したぐらい。生意気な不良少年がまともになったね」。この馬を操れるのはデムーロしかいないと、騎乗を打診した生産者の吉田照哉氏はうなずいた。

 次はダービー。短期免許の関係で騎乗は微妙だが、デムーロの見立ては「二千四百がベスト」。G1初Vを果たした上原師は「幼い面を解消していければ」と2冠へ意欲を見せた。SS一族の暴れん坊の進化は、まだ始まったばかりだ。(森本公久)

ダイワメジャー…牡3歳。父サンデーサイレンス、母スカーレットブーケ(母の父ノーザンテースト)。馬主・大和商事梶B生産者・千歳 社台ファーム。戦績・5戦2勝。初重賞。総収得賞金・155、867、000円。上原博之調教師は初勝利、M・デムーロ騎手は03年ネオユニヴァースに次いで2勝目。
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