「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（２１日）

　〈栗東〉１９日の中京で新馬勝ちしたブラックスピネル（牡、音無）は秋に備えて放牧へ。「次走は秋の番組が出てから決める」と音無師。松田国厩舎のマコトシャムロック（牡、父ワークフォース、母マコトマンリョウ）とレッドボルテクス（牡、父キングカメハメハ、母プレイガール）は、栗東から函館へ移動。「どちらも（坂路で）終い１Ｆ１２秒台で動けている。芝の長めの距離で、強い相手にぶつけたい」と師は札幌の新馬戦を視野に調整を進める予定。また、同厩舎のダイワスカーレットの４番目の子ダイワウィズミー（牝、父キングカメハメハ）は「夏に使う馬じゃない。完成させて秋に使いたい」と話した。

　〈美浦〉６月２０日の東京で初勝利後、美浦で調整中のディープインパクト産駒の注目馬プロディガルサン（牡、国枝）は８月中旬に函館競馬場へ移動する予定。当初は東スポ杯２歳Ｓ（１１月２３日・東京、芝１８００メートル）を目標にしていたが、札幌２歳Ｓ（９月５日・札幌、芝１８００メートル）を使うプランも出てきた。

　１８日の福島で未勝利を勝ち上がったタニセンビクトリー（牡、堀井）は新潟２歳Ｓ（８月３０日・新潟、芝１６００メートル）へ。１９日の福島で未勝利を勝ったキャラメルサレ（牝、根本）はダリア賞（８月８日、新潟・芝１４００メートル）を視野に入れる。

　〈函館〉１９日の函館新馬戦を制したアドマイヤエイカン（牡、栗東・須貝）は放牧を挟んで札幌２歳Ｓを目指す。「様子を見て、重賞前にひと叩きするかもしれないです」と北村助手。同レースで４着に終わったピンクアゲート（牝、栗東・高橋忠）は２１日に放牧。札幌で初勝利を狙う。