【有馬記念】ルージュバック

 「有馬記念・G1」(27日、中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、今年最後の大一番の出走予定馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください

 【ルージュバック=評価B】

 背丈が伸びたことで、エリザベス女王杯(4着)当時と同様に均整の取れたつくり。それに加えて今回は前肢、後肢ともにしっかりとした張りが見て取れるように、見栄えが非常にいい。牝馬らしいシャープなラインを保ちつつも随所に筋肉が付き、芯ができつつある。消耗度が少なく毛ヅヤもさえ、順調度が伝わってくる。

 約半年ぶりのぶっつけ参戦となった前走は0秒1差の4着。直線で一瞬、外に振られて追いだしが遅れた分もあるが、この馬本来の加速力が見られず、いかにも休み明けを感じさせる走りではあったが、存在感は示した。オークス(2着)のように早めの立ち回りも可能だが、本質的に切れ味が身上。叩いての上昇度は見込めても、今回は急坂の克服がポイントとなる。(馬サブロー美浦・石堂道生)

 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで6F83秒6-37秒6-12秒9(馬なり)。前走時よりは上向いているが、一番良かったころと比べると少し硬さが感じられる。

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