「ボートレース記者コラム・仕事　賭け事　独り言」

　毎週金曜日に「女子ボートレーサー　ワタシのマル秘アイテム」というコラムが本紙に掲載されている。彼女たちがレース開催中に使用するヘルメットや乗艇着などを紹介するとともに、いろいろなエピソードが盛り込まれており、楽しみに待っている読者も多いと思う。

　このように女子レーサーの注目度は非常に高いのだが、彼女たちの活躍は今に始まったわけではない。先駆者として忘れてはならないのが、鈴木弓子（旧姓田中）だと思っている。

　１９８０年３月に選手登録。約１０年間にわたって選手生活を送り、１２６６戦３９９勝。優勝は９回成し遂げた。レディースチャンピオンの初代覇者（１９８７年１２月・浜名湖）でもある。

　鈴木がボートレーサーになったころ、私の母校である愛知県豊川市立東部中学校の後輩ではないかという話が出た。先日、鈴木の夫でレーサーの幸夫と話す機会があったので校名と私の生年月日を伝えた。すると、「同じ中学だね。弓子が２学年下だよ。１学年が１２クラスあったって言ってたし、同級生を全員覚え切れなかったみたいだね」と話してくれた。

　鈴木が引退してからも数多くの女子選手がボートレースを盛り上げている中、３月にＧ２・レディースオールスターが新設された。２回目が来年３月６～１１日に、びわこボートで開催され、そのファン投票が１１月３０日まで実施されている。年末に向けて慌ただしい日々が続くが、女子レーサーへの熱き思いを込めての投票、くれぐれもお忘れなく。（関東ボートレース担当・高橋真澄）