【競輪】山田英明が地元武雄記念初V デビュー14年目、番手まくりで決めた

 「大楠賞争奪戦・G3」(15日、武雄

 山田英明(35)=佐賀・89期・S1=が最終バックから番手まくりを決めて1着ゴール。地元記念初Vを達成した。2着は阿部拓真(宮城)の番手から山田後位に切り替えた小松崎大地(福島)。3着には園田匠(福岡)が入った。

 デビュー14年目にして山田が地元記念初Vを決めた。強引に主導権を奪った松川の後位で後方を確認すると、村上のまくりに合わせてスパート。「慌てずにしっかり(タイミングを)判断できた。そこからは、がむしゃらでした」。3角過ぎに先頭に立つと、スピードはゴール線まで緩めなかった。「松川君の気持ちがうれしかったし、園田さんも後ろを固めてくれた。ほんと、ラインのおかげです」。地元エースの重責を果たし、ホッとした表情を見せた。 15年8月の富山記念決勝では、先頭でゴールしながら内抜き失格。しかしそこから頭角を現し、G1優出3回と輪界のトップクラスへと成長を遂げた。足りないのはG1タイトル。「G1を勝つことが、今の最大の目標。次のダービーに向け、しっかり練習に取り組む」。35歳でも成長を続ける努力の男はきっと、さらに大きな勲章を手にするはずだ。

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