【大阪杯】サトノダイヤモンド合格点 池江師「雰囲気変わってきた」

 「大阪杯・G1」(4月1日、阪神)

 春の国内中距離王を決める一戦。有力馬2頭が28日、栗東CWで不安なしを思わせる動きを披露した。1年3カ月ぶりのG1制覇をもくろむサトノダイヤモンドは、新パートナーの戸崎圭を背に併せ馬できっちり先着。復活に向け、着実な良化ぶりをアピールした。一方、G1初勝利を狙う4歳馬スワーヴリチャードは軽やかに駆け抜け、前走の金鯱賞Vからさらなる上昇を告げた。

 輝きを取り戻す-。復権を期すサトノダイヤモンドは、朝一番の栗東CWに登場。美浦から駆け付けた戸崎圭を背に、併せ馬でシャープな動きを披露した。

 0秒6先行するサトノシャーク(4歳1000万下)を内から抜き去り、馬なりの手応えで6F85秒4-39秒3-11秒6をマーク。2馬身先着に、鞍上は「自分から進んで行ったし、追ってからも反応していた」と内容に合格点を与え、「とても乗りやすい。強い馬だな、と感じています」と初コンビへの期待感を口にした。

 正直、“重戦車”のような走りを見せていた好調時の迫力にはまだ物足りない。それでも、池江師が「動きは良かった。雰囲気も変わってきました」と話すように、確かな復調の兆しはうかがえる。「少しずつですが、一番いい頃の出来に近づいてきました。まだまだ見捨てないで、ゆっくり、じっくり見守っていただければ」。実力は誰もが認めるところ。あとは、目覚めるだけだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス