【競輪】新田祐大が全日本選抜制覇 豪快8番手まくり!GP出場一番乗り

全日本選抜競輪で優勝して、賞金ボードを高く掲げる新田祐大
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 「全日本選抜競輪・G1」(12日、四日市)

 四日市競輪開場66年で初のG1開催となった「全日本選抜競輪・G1」の決勝が12Rで争われ、単騎で臨んだ新田祐大(32)=福島・SS・90期=が最終バック8番手から豪快にまくり切って通算6回目(SSカップみのりを除く)のG1優勝を決めた。今年最初のG1を制した新田は、優勝賞金2990万円(副賞含む)と年末のKEIRINグランプリ2018(12月30日・静岡)の出場権を獲得した。2着は村上義弘(京都)、3着には村上博幸(京都)が入った。

 レースは原田研太朗、新田、吉沢純平-平原康多、山田英明、古性優作-村上義-村上博-椎木尾拓哉で周回。残り2周半から上昇した近畿ライン率いる古性が打鐘で先行態勢に入る。最終バックでは村上義が番手まくりで飛び出すが、8番手から単独で豪快にまくり追い込んできた新田がゴール前突き抜けた。

 新田は今大会が今年初のレース。「ほっとしました。激しいトレーニングをしてきたのでその成果を出せればと思っていました」とワールドクラスの豪脚を見せつけた。これでG1・6勝目となり、残すG1タイトルは寛仁親王牌のみ。グランドスラムに王手をかけた。

 昨年は高松宮記念杯と競輪祭を制し、G1で2勝。年間最優秀選手賞に選出された。競輪と並行して自転車競技のナショナルチームで東京五輪を目指す新田が今年も輪界の中心として躍動する。

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