「びわこ大賞・Ｇ１」（２５日開幕、びわこ）

　Ｖ戦線を引っ張るのはやはり“王者”松井繁（４７）＝大阪・６４期・Ａ１＝だろう。びわこ周年は過去４４、５２、６３回大会で優勝するなど、当地Ｇ１はＶ５と圧倒的な成績を残している。今年はここまで優勝１回と物足りない成績だが、ＳＧ・オールスター（福岡）では優出４着とその実力は健在。得意水面で貫禄の走りをみせる。

　山崎智也（４３）＝群馬・７１期・Ａ１＝もびわこＧ１でＶ２、Ｇ２・秩父宮妃記念杯でもＶ２と好実績。今年は優勝１回で、ＳＧ、Ｇ１も関東地区選（桐生）で優出２着があるだけで、やや不振にあえいでいるが、年末に向けて相性のいいびわこでリズムアップを狙う。

　桐生順平（３０）＝埼玉・１００期・Ａ１＝は３月にＳＧ・クラシック（児島）を制し、続くオールスターでも優出（転覆）。Ｇ１も地元・戸田周年優勝と好調。びわこはあっせん回数こそ少ないが、昨年は優出２着と苦手意識はない。

　Ｇ３・ウエスタンヤング（宮島）で優勝を飾った前田将太（２９）＝福岡・１０２期・Ａ１＝にも注目。６０、６１回大会では、優勝戦で１号艇をゲット。結果は５、２着とあと一歩で優勝を逃したが、１３年の秩父宮妃記念杯でも優出２着と水面相性は悪くない。西村拓也（３０）＝大阪・９８期・Ａ１＝もびわこ周年は２大会連続優出中。

　地元勢も黙ってはいない。秩父宮妃記念杯のリベンジに燃える守田俊介（４１）＝滋賀・７４期・Ａ１＝を筆頭に、好調の吉川昭男（４４）＝滋賀・７０期・Ａ１＝が遠征勢を迎え撃つ。１月のモーターボート誕生祭（大村）でＧ２初Ｖを飾った青木玄太（３０）＝滋賀・１００期・Ａ１＝も、久々のＧ１で気合十分。持ち前の鋭いターンで地元ファンにアピールする。