【競輪】小松島記念は村上義弘が制圧 成長株のアタックを退け33回目の記念優勝

 「阿波おどり杯争覇戦・G3」(9日、小松島)

 最終日12Rで決勝戦が行われ、村上義弘(43)=京都・73期・SS=が先行態勢に入った太田竜馬(徳島)後位を阿竹智史(徳島)から奪い、最終バックで番手まくりを敢行して1着。今年3月の玉野以来、33回目の記念制覇(3日制を含む)を果たした。阻まれてから村上を追う形になった阿竹が2着、阻まれて阿竹を追った西岡正一(和歌山)が3着に入った。

 村上が王者の底力を示した。レースは村上-西岡-金子貴志(愛知)、木暮安由(群馬)、太田-阿竹-三宅達也(岡山)、阿部大樹(埼玉)、岩本俊介(千葉)で周回を重ねる。赤板過ぎに太田が上昇。村上は「腹をくくった」と、突っ張って激しく踏み合い、打鐘4角では少し踏み遅れた阿竹から太田後位を奪取。最終バックから番手まくりを放ち、ゴールまで一気に駆け抜けた。

 3月、練習中に落車。5月の「G1・日本選手権」(京王閣)を欠場するなど、大きなダメージを負った。しかし「苦しい時期にもしっかり練習をやってきた」と態勢を立て直した。

 今シリーズは2次予選を除く3走が、ラインの先頭でのレースになった。準決で新山響平(青森)、決勝では太田と成長株のアタックを自力勝負で退けての優勝。次走の「G2・サマーナイトフェスティバル」(15~17日・伊東)でも主役の座を譲らない。

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