【ボート】石野SG連続優勝 史上初!直近1年SG4勝の“固め打ち”

 「グランドチャンピオン・SG」(25日、鳴門)

 1号艇の石野貴之(35)=大阪・90期・A1=が堂々の逃げで、5月オールスター(福岡)に続くSG連覇を果たした。通算でのSG優勝は6回目。優勝賞金2700万円を獲得して賞金ランク1位に躍り出た。2着は篠崎仁志、3着は岡崎恭裕だった。

 まさに盤石の逃げだった。コンマ14のトップSタイを決めたが「ダッシュに乗っていない。だいぶ放った」と振り返るように、2号艇の丸岡が出て行く勢いがあった。それでも1Mは丸岡の差し、岡崎の外マイにも冷静に対処。「3(岡崎)がまくりになると思い、そこだけ引きつけて、うまく合わせられた。あまり慌てなかったですね」。あとはVロードを進むだけだった。

 記録ずくめの優勝だ。オールスターに続くSG連覇を達成。同時に昨年7月のオーシャンカップに続いて鳴門でのSG連覇も果たした。また昨年のオーシャンカップ、同11月のチャレンジカップ、今年5月のオールスター、そして今回と直近1年でSG優勝4回の“固め打ち”は史上初の快挙だ。これには「出来過ぎですね」と目を丸くする。

 これで賞金ランクは1位に立った。「このままぶっちぎりたい。早めに1位当確が出せれば、調整の幅が広がる。そういう意味で決めたい。G1では戦えていないのが課題」。全ては年末のグランプリに目が向いている。

 次走はSG・オーシャンカップ(7月12~17日・まるがめ)が控える。次は前人未到の同一SG3連覇に挑む。「できたら格好いいでしょうが、こればかりは分からない。自分の仕事をするだけ」。記録ラッシュを期待する周囲をよそに、石野は自分の道を突き進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス