【ボート】鳴門グラチャンカウントダウンコラム6
「グランドチャンピオン・SG」(20日開幕、鳴門)
石野貴之が充実している。賞金ランクは桐生順平に次いで2位につけているが、特にSG戦線での安定した成績が際立っている。昨年11月のチャレンジカップから4大会連続で優出。そのうちチャレンジカップと5月のオールスターで優勝している。好エンジンを引き当てていることもあるが、ハイレベルの調整力でしっかりパワーを引き出しているのも確かだ。「レース場で常にボートのことを考えて、いいイメージでレースに臨む」というメンタル面の強さも結果が出ている大きな要因だろう。
鳴門では昨年7月のSGオーシャンカップを制した。エース機を万全に仕上げ、優勝戦ではコンマ03のトップSを決めて3コースからの差しで突き抜けた。鳴門で開催されるSG連覇、さらにオールスターに続くSG連続Vを目指して挑む。
“SGの中のSG”と言われるグラチャン。いまSGで最も結果を残している石野こそ、グラチャン覇者にふさわしいと言える。あとは結果を残すのみだ。