【競輪】函館G3は新田祐大がV

 「五稜郭杯争奪戦・G3」(21日、函館)

 最終日の12Rで決勝戦が争われ、最終ホームからスパートした新田祐大(31)=福島・90期・SS=がまくりを決めて1着。昨年3月の玉野以来となる7回目の記念Vを飾った。2着は脇本雄太、3着には小原太樹が入った。負傷からの復帰戦だった村上義弘は5着に終わった。

 地元勢の思いを背負って新田が豪快に踏み上げた。「(前夜は)よく寝られなくて体調はあまり良くなかったが、北日本勢や(菊地)圭尚さんが頑張っている姿を見て『何としても(勝ちたい)』と思った」と北日本地区の選手としての責任を果たし、ホッとした表情を見せた。

 レースは前受けの新田-守沢、浅井-阿竹、大竹-脇本-松岡-村上、単騎の小原で周回。赤板前に小原が上昇するが、その上を大竹が叩いて先行。ここで小原が内で粘り近畿3番手を奪取。松岡も追い上げ競り合いになった。「小原君の粘りがいい意味で予想外だったが、それが自分には向いた。ここしかないところで行けた」。最終ホームからスパートして先頭でゴールした。

 これが今年の初優勝。ナショナルチームの活動もあり多忙を極めるが「次の全プロ記念競輪(27、28日・和歌山)でも気持ちのいいレースをしたい。G1でも活躍を続けられるようにしたい」と、さらに存在感をアピールしていくつもりだ。

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