【ボート】山一鉄也が逃げて今年V3 デビュー初優出の川原祐明は2着

 「一般戦」(27日・児島)

 50歳と22歳の対決は1号艇の山一鉄也(50)=福岡・68期・A1=に軍配が上がった。

 優勝戦でただ一人フライング持ちながら、インからコンマ13のSを決めて逃げ切った。9走7勝で1月若松、3月尼崎に続く今年3回目の優勝を決めた山一は「まくられるんじゃないかとSはフルダッシュ。選手になって一度もF2はしていないから、コンマ10しか行ききらん。足はバッチリ。120%」と好素性機の力を最大限に引き出し、若手の攻撃を封じ込めた。

 強力な伸びを武器にデビュー初優出を果たした川原祐明(22)=香川・115期・B1=は、5コースからのまくり差しがあと一歩届かず2着。「まくり差しと決めていたけど、寄り過ぎて角度がなかった。自分のミス」と笑顔の中に無念をにじませた。初優出初Vは逃した川原だが、15年2月にデビュー初勝利を飾った児島で成長した姿を披露。来期につながる走りで今期を締めくくった。

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