中竹師、ジョーカプチーノ産駒の活躍励みに大一番へ

 先週のニュージーランドTで、ジョーストリクトリ(牡3歳、栗東・清水久)が重賞初制覇。自分のことのように喜んだのが、同馬の父・ジョーカプチーノ(牡11歳)を管理していた中竹師だ。「うれしいよね。これから先、いろんな牝馬につけてもらえるようになるんじゃないかな。種馬として楽しみが増えた」と目尻を下げた。

 昨年末にマイネルバールマン(牡3歳、美浦・栗田博)がクリスマスローズSをV。現在、中央デビューした産駒はわずか12頭だが、2頭が既にオープンを勝ち上がっている。

 「初年度産駒ですごいよね。お父さんもおとなしかったけど、子どもも素直でそんなにうるさい馬もいないみたい。しっかりカプチーノのスピードも伝わっているね。問い合わせも多くなっているんだって。これからも配合の合う馬が出てくるんじゃないかな」

 今週、皐月賞に有力馬・カデナ(牡3歳)がスタンバイし、指揮官には取材が殺到。迫る決戦に向けて独特の緊張感も高まる中、ふと見せた優しい笑顔が印象的だった。父として結果を残し始めたかつての管理馬の存在を励みに、大一番を悔いなく戦ってほしい。(デイリースポーツ・大西修平)

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