【スプリングS】プラチナヴォイス再び輝く!反撃へ決意のトライアル

 「スプリングS・G2」(19日、中山)

 プラチナヴォイスは未勝利戦をレコードでクリアして、続く萩Sも完勝した好素材。ここ2走はかみ合わず力を出し切れていないが、中間はブリンカーを試すなど対策も練ってきた。条件さえ整えばチャンスは十分。能力をフルに発揮して権利獲得といく。

 レコードで未勝利を勝ち上がり、続く萩Sでは評判馬ヴァナヘイムを抑えたプラチナヴォイス。だが、京都2歳S(6着)ではテンションが上がってしまい、きさらぎ賞(4着)は道悪に苦しみ力を出せなかった。かみ合わない現状ではあるのだが、連勝した昨秋のリズムさえ取り戻せれば、という期待感は強い。

 この中間はリフレッシュ放牧を挟んでリセット。1週前は栗東CWで追走先着を決めるなど、動きは申し分ない。「前走は直線でもたれるところがあったので、この中間からは浅いブリンカーを試したりして、工夫しながら調整しています。道悪に脚を取られ、最後に苦しくなってしまったところもあったようですね」。できる限りの対策を講じていきたい、と鮫島師は話す。

 祖母スターズインハーアイズは、ディープインパクトの半姉。「持っているスピードはその血の影響かもしれませんね。ゆったりとしていてフットワークは大きいのですが、ギアが変わってからはかき込む感じで伸びてくる」と指揮官は血の魅力を明かす。エンパイアメーカー産駒ということもあって、気性面での難しさはあるのだが、母系との出会いで凝ったクロス(ミスタープロスペクターなど)も発生。瞬発力とスピードは、確かに非凡なものを持っている。

 「当日落ち着いてくれていて、良馬場であれば」。反転攻勢は可能、とトレーナーは前を向いた。決意のトライアル。輝きを取り戻すための反撃がここから始まる。

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