【ボート】山崎&毒島ら地元群馬勢も強力

 「関東地区選手権・G1」(12日開幕、桐生)

 G1第62回関東地区選手権が、ボートレース桐生で12日から6日間の日程で開催される。地元の群馬(桐生)が東京(平和島、多摩川、江戸川)、埼玉(戸田)を迎え撃つ。3支部による激しく熱いバトルが展開されそうだ。昨年のグランプリ(住之江)に出場した山崎智也、桐生順平が優勝争いの中心になるが、注目はクイーンズクライマックス(平和島)を制し、初の賞金女王に輝いた松本晶恵(群馬)だ。

 桐生で関東地区選手権が行われるのは2010年以来、7年ぶり15回目になる。ディフェンディングチャンピオン・桐生順平(埼玉)が主役を張る。昨年は多摩川の関東地区選手権、平和島周年、尼崎周年とG1を3勝し、住之江グランプリで優出と大活躍。埼玉のエースから関東のエースと呼べるほどの実力を蓄えてきた。

 今年に入ってからも勢いは衰えることがなく、前節の戸田周年優勝戦ではコンマ05のSを決めて楽々と押し切りV。最高のリズムで連覇に挑む。桐生での勝率は7・70で出場選手中2位。優出はG1・3回を含む9回で優勝3回。地元の戸田に負けないくらいの得意水面と言える。持ち前のスピードターンを駆使してシリーズを引っ張る。

 迎え撃つ地元群馬勢は強力だ。不動のエース・山崎智也は出場選手中トップとなる圧巻の桐生勝率8・09をマーク。桐生ではSG1回、G1・9回を含む優勝25回と実績は抜群だ。重鎮・江口晃生も負けてはいない。桐生勝率は3位となる7・58で、SG1回、G1・1回を含むV34。目下6節連続優出中で優勝4回と絶好調だ。

 毒島誠は桐生勝率は8位となる7・17で、G1・1回を含むV10。昨年後半からリズムに乗れていないが、地力があるだけに侮れない存在だ。ほかにも02年以来2回目の関東地区選手権Vを狙う秋山直之、1月の桐生で優勝している久田敏之、大胆なレースを見せる土屋智則らが遠征陣の前に大きく立ちはだかる。

 東京支部からは桐生G1を2回勝っている浜野谷憲吾を中心に、G1初制覇に燃える長田頼宗、荒れ水面なら威力を発揮する石渡鉄兵、頼りになるベテラン三角哲男らが覇権奪回に意気込む。桐生に続く埼玉支部も中沢和志、須藤博倫の実力派に加え、勢いのある中田竜太、佐藤翼らも目が離せない。

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