JRA所属の馬から規制薬物 失格対象外の消炎鎮痛剤
日本中央競馬会(JRA)とTCK特別区競馬組合は13日、昨年12月29日に東京・大井競馬場で行われた東京大賞典(交流G1)で優勝したアポロケンタッキー(JRA所属)のレース後の検体を理化学検査した結果、規制薬物の消炎鎮痛剤「デキサメタゾン」が検出されたと発表した。
JRAは13日に第1回裁定委員会を開いた。次回の第2回裁定委員会終了後に処分内容などを発表する予定。
規制薬物は競馬法に定められた「禁止薬物」とは異なり、競走能力への影響はなく事後失格の対象とはならない。主に治療目的で使われ、馬の事故防止などの観点から使用が規制されている。