キタサンブラック春は国内に専念 G1を3戦予定
16年度のJRA年度代表馬に選出されたキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久)の今春のローテーションが12日、明らかになった。候補に挙がっていたドバイ遠征は行わず、国内に専念。G1を3戦する。
昨年と同じく、今年からG1に昇格した大阪杯(4月2日・阪神)で始動。そして、連覇の懸かる天皇賞・春(4月30日・京都)へ向かい、フィナーレは昨年惜しくもタイム差なしの3着に敗れた上半期の締めくくり、宝塚記念(6月25日・阪神)。春のグランプリで1年前の雪辱を狙う。
清水久師は「去年、宝塚を勝っていないのでね。春3戦は国内でやります」と力強く宣言。年度代表馬についても「もう1回獲りたいですね」と意欲を見せる。この秋、参戦を視野に入れる凱旋門賞・仏G1(10月1日・シャンティイ)の前に、まずは国内タイトルを総なめにし、現役日本最強馬として海を渡る構えだ。