【南関東競馬】フラットライナーズ重賞2勝目 人気に応える逃げ切りV

 「船橋記念・S3」(11日、船橋)

 単勝1・7倍の断然の1番人気に支持されたフラットライナーズが、好スタートから主導権を握り逃げ切り勝ち。昨年7月の習志野きらっとスプリント(S3)に続き重賞2勝目を飾った。ゴール前で首差まで迫った6番人気のブラックレッが2着。3着は後方から伸びたムービングライト。なお、1、2着馬には「フジノウェーブ記念・S3」(3月8日・大井)への優先出走権が与えられた。

 負けるわけにはいかない。好スタートを決めて小細工なしの逃げ戦法に持ち込んだフラットライナーズ。最後の直線では2番手追走のブラックレッグが猛追してきたが、ラストまでしっかり踏ん張って2つ目のタイトルを手にした。「スピードがあり、スタートが上手。主導権を取れるのが強みですね」と左海誠もパートナーの頑張りをたたえた。

 着差こそ首差だったが、林正人師は「並ばれてしぶといから、大丈夫だと思っていました」と愛馬に全幅の信頼を寄せていた。次走については「優先出走権を取れたフジノウェーブ記念も選択肢のひとつだが、千四の距離がどうか。千二までならこなせるし、今年はできれば交流戦で結果を出したいね」とトレーナー。スプリント路線で大いに活躍を期待できそうだ。

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