【ボート】GP&QCカウントダウンコラム11
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金5位・桐生順平
名実ともボート界のトップレーサーとして躍動する桐生が、頂点を目指し今年も住之江に参戦する。「年間通して今までで一番充実していた。安定して走れたと思う」と振り返る。SG制覇こそなかったもののG1を3V。安定した航跡を描いて2年連続でのベスト6入りを果たした。
今年は住之江のG1でも2優出。「住之江は好きです。大きいレースがある場ですし、苦手意識は持ってはいけないと思う」。これまで結果は出ていなかった水面でも、しっかりと実績を残してきた。「最終日の12Rに乗って優勝を目指すだけです」。見据える先は頂点だけだ。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子賞金5位・長嶋万記
年頭にG1奪取という目標を掲げた長嶋。ただ、結果はもちろんだが、レース内容にもこだわってエンジン整備、ペラ調整、旋回技術の向上に磨きをかけた。「昨年はFが多かったし、S事故に気を付けて一走一走を大事に」とFに苦しんだ昨年を教訓にして、ここまでV5を積み重ねてきた。
平和島では高い勝率を残しているが、1号艇で優出して勝っていないのがネック。「2節連続で準優勝なので、忘れ物を取りにいくわけではないが、3度目の正直で1号艇で優出して優勝できたら最高ですね」と、目標であるG1獲得のVシーンを思い描いている。