【ボート】GP&QCカウントダウンコラム9
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金7位・平本真之
オールスターで2回目のSG優勝を果たし、平本が初のグランプリ出場を実現した。グランプリ切符は手にしたが、今年は順調というわけではなかった。「今年はそれ(オールスターV)に尽きる。グランプリ出場が明確になってきて、逆に変に自分にプレッシャーをかけてしまった」と振り返る。
頂上決戦には気負わず、自身のスタイルで挑む。「あまり考えすぎても良くないので、怖い物知らずで行った方がいいかな」。11月の若松G1で優出2着からリズムは上向いている。黄金のヘルメットを獲得するために、初めての大舞台でも臆することはない。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子賞金7位・寺田千恵
今年も賞金ランク7位で出場を決め、これで第1回大会から皆勤賞の寺田。ただ「去年、一昨年の調子が良すぎたから、それと比べると少し悪いかな。リズムをつかみ切れていないと感じている」と例年ほどの好調ぶりは感じられない。しかし「去年は福岡だったので1位で行くことを目標にしていたけど、今年はレディースチャレンジCにも出てないし気楽に行けそうです」と気負いはない。
実力者の寺田だけに、この自然体がむしろ脅威になる。「1番ツイている人が優勝できると思う。最後にラッキーって言えたらいいですね」。無欲でティアラ戴冠を目指す。