「グランプリ・ＳＧ」（２０日開幕、住之江）

　◆男子賞金８位・山崎智也

　昨年の覇者の山崎が今年もグランプリの舞台を踏む。昨年は賞金ランク１位からの王道Ｖを決めたが、今年は８位でファーストステージからの登場。大舞台で強い男だけに、グランプリでも存在感を示す期待は持てる。

　住之江はグランプリＶ２を含め、ＳＧ３勝、Ｇ１・２勝の実績水面。またしても住之江に住む勝利の女神がほほえむ可能性は十分にある。「住之江は好きですよ。グランプリも勝っているし、悪くないと思っている」。大会連覇、そして史上最多タイとなるグランプリＶ３が懸かる。「できればしたいと思う」とトモヤが暮れの住之江を熱くする。

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　「クイーンズクライマックス・プレミアムＧ１」（２６日開幕、平和島）

　◆女子賞金８位・竹井奈美

　竹井は今年最も飛躍した選手の一人だろう。「これまでの選手生活の中で一番いいレースができたと思います。勝率を残せたし、レースも思い切ってできました。優出できなくても“できるだけ仕上げたい”と言う気持ちを持っていたのが結果につながったと思います」とここまでの戦いぶりを振り返った。

　無欲で勝ち取った初めてのクイーンズクライマックス出場権。「単純に出たいって言う楽しみと、どこまでやれるかの楽しみがあります。最後の６人に残りたいし、優勝を目指します」と目を輝かせる。１２人のメンバーの中では最年少。失うものは何もないはずだ。