田中博康一発合格 フランス遠征で転身決意 「凱旋門賞を勝ちたい」

 JRAは8日、17年度新規調教師試験の合格者を発表した。現役最年少トレーナーの誕生だ。自分の名前を確認した田中博康騎手(31)=美浦・フリー=は「よしっ!」と右拳を突き上げた。「やれることはやってきたつもりだったが、受かるか分からなかった。うれしいです」。祈るようにその時を待っていた。

 5年前からたびたびフランスへ武者修行へ行くように。吸収した馬づくりを自ら実践してみたくなり、3年前に転身を決意した。今春、エイシンヒカリの仏遠征に同行し「馬づくりのイメージが固まった。今なら」。機が満ちたと確信し受験。一発で合格を決めた。

 「調教師のかっこいい仕事ぶりを見せていただいてきた(師匠の)高橋祥泰先生と、フランスで活気ある運営をしていたA・ファーブル厩舎が理想形。もちろん、凱旋門賞を勝ちたい」と大きな目標を語った。

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