【香港C】クイーンズリングあふれる活気 G1初制覇の出来キープ

 「香港カップ・香港G1」(11日、シャティン)

 若さと勢いを武器に、世界の壁をも突き破ってみせる。エリザベス女王杯で初G1制覇を成し遂げたクイーンズリングが7日、活気あふれる姿を披露。オールウェザーコースで、4F54秒8-2F24秒6をマークした。

 「5F70秒くらいの予定でしたから時計的にも誤差は少なく、いい感じだったと思います。前回と同じ状態をキープしています」と吉村師は胸を張る。栗東での検疫入りから、ここまでは至ってスムーズ。「こっちでも大幅な馬体減りはないですし、少し減るくらいで出せそうです」と万全の態勢を強調した。

 香港Cに出走を予定する12頭のうち、唯一の牝馬であり、ただ1頭の4歳馬。3歳馬は不在で一番若い。モーリス、エイシンヒカリなどの強敵が集うが、「簡単にはいかないでしょう。ただ、いい状態で出走できれば頑張ってくれる馬ですから」と全幅の信頼を置く。狙うは日本の牝馬初となる香港G1制覇。歴史を塗り替えて、世界の女王に大成する。

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