【ボート】GP&QCカウントダウンコラム6
「グランプリ・SG」(20日開幕、住之江)
◆男子賞金10位・池田浩二
グランプリV2の実績を残す池田が、今年も年末の大舞台への出場権を手にした。SGでの優勝こそないものの蒲郡グラチャン(6着)、鳴門オーシャンカップ(5着)、福岡ダービー(6着)と3回の優出で賞金を積み重ねた。「いつもと比べたら成績は安定している方だと思う」と納得の表情で振り返る。
あまりエンジンを抜群に仕上げるタイプではないが、それを鋭いターンテクニックで補っているイメージ。上位機で戦えるグランプリなら、その高度な手腕が生きる。「住之江は嫌いじゃないです」と言うだけに、3度目の金のヘルメット戴冠への期待は大きい。
◇ ◇
「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子賞金10位・樋口由加里
待望のクイーンズクライマックス初出場を決めた樋口。これまではシリーズ戦を走りながら、「上位の12人を見ていて、自分もあっちで走らないといけない」と強い思いでベスト12入りを勝ち取ってみせた。
来年3月には地元の児島でSG・ボートレースクラシックが開催される。それだけに「もっと優勝もしたかったし、年末もいい枠番で乗りたかった」と決して満足はしていない。6日の住之江レディスカップで今年2回目の優勝を飾り、確実にリズムを上げてきている。「クラシックに行きたいので優勝したい」と夢のSG初出場へ闘志は誰にも負けない。