【競輪】岸和田 古性優作が地元で記念初V 「チャンスをしっかりモノにできた」
「岸和田キング争覇戦・G3」(6日、岸和田)
12Rで決勝戦が行われ、古性優作(25)=大阪・100期・S1=が最終3角からのまくりで1着。G3は5回目の決勝進出で初優勝を飾った。古性マークの稲川翔(大阪)が2着、2角から外を踏み上げた三谷竜生(奈良)が3着に入った。
レースは青板(残り3周)ホームから動く。正攻法の脇本雄太(福井)を、4番手の三谷が早くも抑えにかかる。脇本は7番手に下がったが、打鐘(残り1周半)で巻き返して先頭へ。古性-稲川が続き、三谷-村上義弘(京都)-篠塚光一(兵庫)は4~6番手を確保。林巨人(愛知)、山崎芳仁(福島)-柏野智典(岡山)は後方に置かれる。脇本が快調に飛ばすが、三谷が最終2角からまくり上げる。古性はけん制しながら、3角から番手まくりを敢行。三谷との踏み合いを制し、先頭でゴールした。
古性は「脇本さんも三谷さんも強かった」と別線となった近畿勢の先頭で戦った両者を称賛。続けて「チャンスをしっかりとモノにできました。(地元で記念初制覇は)素直にうれしいです」と満面の笑みで語った。