ホッコータルマエ電撃引退!左前脚ハ行で年内出走取りやめ

 14年のチャンピオンズC覇者で、統一ダートG1最多の10勝を挙げたホッコータルマエ(牡7歳、栗東・西浦)が、今週のチャンピオンズCへの出走を断念し、現役を引退することが11月30日、発表された。今後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする。

 西浦師は「火曜日の調教後、左前肢にハ行が見られ、X線検査を行いました。骨に異常はないのですが、年内の出走は取りやめます」と経緯を説明した。同馬はラストランの東京大賞典(29日・大井)後に引退式を行う予定だったが、「先々のことはオーナーと相談する予定です」と話すにとどめた。

 JRA最後のレースに向けて調教を行っていた矢先のアクシデント。「火曜日の動きは今までにない動きで、楽しみだったけど、脚が持たなかったのかな」と唇をかみ、「最後まで無事に走らせてあげたかった」と厩舎を支えてきた孝行馬への思いを口にした。

 通算39戦17勝。国内最強ダートホースとして輝かしい実績を刻むとともに、3度のドバイ遠征など、日の丸を背に海外の強豪にも立ち向かった。師は「これだけの馬に出会えたのは奇跡。これからタルマエの2世、3世が出てきて活躍することを楽しみにしています」と語った。

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