【葉牡丹賞】レイデオロ無傷2連勝狙う “藤沢和ブランド”の血に陣営も期待
「葉牡丹賞」(12月3日、中山)
舞台は来春の皐月賞と同じ中山芝2000メートル。厩舎ゆかりの血統馬がクラシックへの展望を開く。新馬戦を快勝したレイデオロ。祖母レディブロンド~母ラドラーダ、母父シンボリクリスエスと“藤沢和ブランド”が凝縮した血統背景に、トレーナーの胸も躍る。
好位からメンバー最速の上がり3F34秒6でV。完璧な形で飾った初戦は、まだまだ余力が残っていたという。「レース後は“走り足りない”と言わんばかり。なかなか止まらなかった。それだけのエネルギーがある」と29日、思わず笑みを浮かべる。その後は福島県のノーザンファーム天栄でリフレッシュ。9日に帰厩後もすこぶる順調だ。
半兄ティソーナは短距離路線で活躍中だが、こちらは中距離向き。「2000メートルで楽しめそうな馬。しまいはいい脚がある。うん、本当にいい馬だよ」と数々の名馬を育ててきた指揮官もべた褒め。無傷の2連勝を決めるようなら、王道路線での活躍がはっきりと見えてくる。