【競輪】リオ五輪代表の中川が熊本記念初優勝
「火の国杯争奪戦・G3」(23日、久留米)
開催最終日の12Rで決勝戦が争われ、中川誠一郎(37)=熊本・85期・S1=が、最終3角3番手からまくり、2009年10月の松阪以来、2回目の記念優勝を飾った。
4月の大地震で熊本競輪場は使用不能に陥った。今年の開設66周年記念は久留米競輪場での代替開催に。「記念競輪をここで開催させていただいた」という喜びと感謝の気持ちを、中川は最高の結果に変えてみせた。
5月の日本選手権(静岡)でG1初優勝し、8月には2回目の五輪出場(2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ)も果たした。「今年は最高の年」と意識するが、年末には初舞台のKEIRINグランプリ(立川)が待っている。優勝賞金1億円をかけたマネーバトルには、「今から楽しみですね」と早くも自信をのぞかせる。