【菊花賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「菊花賞・G1」(23日、京都)

 芝は引き続きAコース(内柵を最内に設置)を使用。傷みは少なく、良好な状態を保っている。

 土曜の傾向から、芝自体は9R(古馬1000万下、芝1200メートル)の勝ち時計が1分7秒5と速く、引き続き時計の出やすいコンディション。また、芝2200メートルで行われた8R(古馬500万下)は、馬場の内めを通った先行勢が上位を独占した。芝2400メートルの10R(古馬1600万下)も、直線で馬場の四分どころを通った馬が1~3着に入線。基本的に“インコースが有利”の見立てでいい。

 今年の菊花賞は、確たる逃げ馬が不在。奇策に出る馬がいなければ、恐らくスローペース↓上がりの勝負になるだろう。勝ち時計は3分4秒0前後、上がり3Fは35秒0前後の決着を想定。勝つためには(1)インで我慢できる精神力(2)小脚を使える器用さ(3)鋭い決め手が求められる。

 ミッキーロケットは前哨戦の神戸新聞杯で2着に敗れたが、上がり3Fはメンバー最速を記録。直線は勝ったサトノダイヤモンドの内を突き、いったんは馬体を並べる場面もあった。課題のゲートを五分に出て、大外枠からソツなく運んだように、流れにさえ乗れれば器用に立ち回れるタイプだ。今度は絶好と言える4枠8番をゲット。昨年のキタサンブラックのように、中団のインで脚をため、直線で一瞬の切れ味を生かせれば、大仕事を成し遂げても驚かない。

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