【競輪】稲垣裕之が寛仁親王牌でG1初制覇 半周後に1着を知ってガッツポーズ

ウイニングランでガッツポーズを決める稲垣裕之=前橋競輪場(撮影・開出牧)
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 「寛仁親王牌・G1」(10日、前橋)

 11Rで決勝戦が行われ、稲垣裕之(39)=京都・86期・SS=が最終3角から番手まくりで1着。G1初優勝を飾った。3角から内を突いた平原康多(埼玉)が2着に入り、稲垣を追走した村上義弘(京都)は平原に阻まれて3着だった。

 レースは残り2周の赤板で脇本雄太(福井)が一気にスパート。快調に先行して、最終2角まで別線は仕掛けることができない。4番手に入った古性優作(大阪)が踏み上げたが、稲垣が3角から番手まくりを敢行。空いた内を突いた平原が稲垣後位の村上を阻み、直線で伸びてきたが、わずかに稲垣に届かず。稲垣が先頭でゴールした。

 ゴール後の稲垣は自分が1着と気づかず、喜びを表さないまま半周ほど経過。「平原に行かれたと思ったので、手を挙げられませんでした。半信半疑でゴール後に周回していたら、ファンの方が教えてくれて、やっとガッツポーズができました」と明かした。

 初優勝には「感無量です。自分の力だけで獲れたと思っていないので、これからもファンの方に喜んでもらえるように走りたいです」と語った。

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