【凱旋門賞】ニューベイ 歴代最多7勝の名伯楽が仕上げる実力馬

 「凱旋門賞・仏G1」(2日、シャンティイ)

 最有力馬のポストボンドと同じドバウィ産駒。シャンティイで行われた昨年の仏ダービー(芝2100メートル)を制し、2番人気に支持された同年の凱旋門賞はゴールデンホーンの3着に好走した。

 今年初戦のイスパーン賞は、エイシンヒカリに大きく離された6着に敗れたが、当時はまだ本調子になかったようだ。態勢を整え直して迎えたゴントービロン賞では、ムチを使うことなく完勝し、復調をアピールしている。G1馬8頭が顔をそろえた前走の愛チャンピオンSは好位から運ぶも伸び切れず、勝ち馬から5馬身余り離される4着だった。

 管理するA・ファーブル師は、凱旋門賞でディープインパクトを破った06年レイルリンクなど、歴代最多となる7勝を挙げる名伯楽。世界最高峰のレースの勝ち方を知っているだけに、大一番できっちり仕上げてくるだろう。

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