【ボート】昨年の覇者・浜野谷が中心も…2年前覇者の坪井も侮れない

 「江戸川大賞・G1」(27日開幕、江戸川)

 優勝争いは昨年の覇者・浜野谷憲吾が中心になる。今年の優勝は多摩川で3回、江戸川で1回。東京地区での強さは、まだまだ健在だ。昨年の60周年記念は2コースから2M逆転で制している。初日メインのドリームレーサー賞では1号艇で登場。連覇へ向けてスタートダッシュを決める。

 “江戸川鉄兵”こと石渡鉄兵も満を持して臨む。8月のG3・第25回アサヒビールカップでは、3年4カ月ぶりの江戸川Vを決めており、余計なプレッシャーからは解放されたはず。自然体のスタイルを貫いて、4年ぶりの周年タイトル奪還へ燃える。

 ダブルドリーム組で最も注目が集まるのは、今年3月にSGクラシック(平和島)を制した坪井康晴だ。当地周年は2年前に勝っており、調整が合えば間違いなく上位争いに加わってくる。井口佳典、田村隆信の“銀河系軍団”も腕をぶす。井口は今年G12勝と安定しており、江戸川でも今年3月のG2で優出と相性はいい。田村は当地での11年G1・ダイヤモンドカップ優勝の実績が光る。

 瓜生正義は13年7月のG1周年以来の江戸川参戦。そのときは優勝戦1号艇ながら4着と苦杯をなめた。久々となる江戸川水面のブランクを克服して、リベンジなるか注目だ。2日目メインのゴールデンレーサー賞で1号艇の毒島誠は、江戸川では目立った成績を残せていない。グラチャン、オーシャンカップで優出して調子を上げてきているだけに、ここでさらに賞金を上積みしたいところ。

 そのほかでは江戸川巧者が多いことで知られる岡山支部からは平尾崇典、山本寛久、吉田拡郎が参戦。旋風を巻き起こすか注目だ。さらに赤坂俊輔が昨年の周年を含めて、当地では3節連続優出中。池永太も今年3月のG2で優出しており、侮れない存在といえる。そして赤岩善生は全24場制覇へ向けて、残すは江戸川のみ。整備の鬼がエンジンを仕上げれば、快挙達成のシーンが見られるかもしれない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス