【ボート】峰竜太が4回目のG1制覇
「全日本王座決定戦・G1」(18日・芦屋ボート)
12Rで優勝戦が行われ、1号艇の峰竜太(31)=佐賀・95期・A1=が、インから堂々押し切って1着。G1は2013年1月の浜名湖周年以来、3年8カ月ぶり4回目、通算では39回目の優勝を飾った。大混戦となった2着争いは魚谷が制し、3着は篠崎元が入った。
いつも明るい峰が、いつも以上に笑った。「本当に優勝できるとは…。頑張っちゃいましたね」。ワースト級のエンジンを手にしながらも、あれよあれよと頂上決戦を制した。
不安要素は尽きなかった。1号艇だが、F持ちのうえにエンジンは劣勢。だが、こんな窮地にこそ、峰の最大の売りでもあるプラス思考が生きた。「正直、Sはよく分からないまま行ったが、たぶん大丈夫だと思った」。コンマ15の1艇身Sから先に回ると、あとは一人旅。「どこでガッツポーズをするかを考えていた。メンタルはいい状態で走ることができた」と満面の笑みで振り返っていた。