【札幌記念】モーリス猛追届かず2着 “身内”にやられた…天皇賞参戦に「迷い」

 「札幌記念・G2」(21日、札幌)

 安田記念に続き、王者モーリスがまたもや苦杯を喫した。まさか“身内”に伏兵が潜んでいようとは…。

 初めて経験する2000メートル。折り合い面の課題が指摘されていたが、道中は掛かる面も見せなかった。モレイラは「距離は問題なかったが、外枠(15番)なので内へ入れるまでに時間がかかった。特に向正面の馬場が重くなっていた。緩い馬場で後ろからだと届かない。もっとスムーズな競馬ができていれば」と距離ではなく、馬場を敗因に挙げた。

 吉田勝己代表はモーリスの敗戦に、「ずっとマイルを使って、ひと息入っていた。一番掛かるパターンだが、折り合っていたから距離ではないと思う」と複雑な表情を浮かべた。

 次走はR・ムーアとのコンビで天皇賞・秋というプランがほぼ決まっていたが、同代表は「きょう(21日)は何から何まで大丈夫だと思っていた。ちょっと迷いが生じたよ」と明言を避けた。

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