【競輪】大石大二郎ジュニアが初1着 デビュー2走目はぶっちぎりの快勝劇を披露
「普通開催・F2」(23日、和歌山)
元プロ野球選手で現役時代は盗塁王4度、引退後にオリックスで監督も務めた大石大二郎さんの次男・崇晴(23)=京都・109期・A3=が23日、和歌山競輪の1Rチャレンジ一般で1着。打鐘(残り1周半)3角過ぎから仕掛けて、後続を15車身以上もぶっちぎって快勝。デビュー2走目はきっちりと1番人気に応えた。
レースは周回中に3番手を確保した大石崇が、打鐘3角からスパート。あっさりと正攻法(誘導員直後)の岡俊行(高知)を抜き去り、グングンとペースを上げる。最後の直線では後続を豪快に突き放し、2着以下を15車身以上の大差をつけて1着でゴールした。2~4着は奥中竜之(大阪)、岡、大石敏弘(福岡)の順で入った。
レース後の大石は「(2走目は)落ち着いて駆けることができました。(敗者戦での初1着は)うれしい反面、悔しい気持ちもありますね。(1走目の6着で)力不足を感じたので、もっともっと練習して強くなりたいです」と語った。
大石崇晴は大阪府出身。報徳学園高校時代の2010年には夏の甲子園に出場。その後、城西大学に進んだが、中退して12年には四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに入団。退団して15年に日本競輪学校に入学。在校成績は3位(24勝)。16年に同校を卒業し、7月22日に和歌山競輪でデビュー(6着)した。