【プロキオンS】ニシケンモノノフ準備万端 庄野師も合格点
「プロキオンS・G3」(10日、中京)
準備は整った。2カ月半ぶりに復帰するニシケンモノノフは6日、朝一番の栗東坂路へ。ラッシュ時に単走で追い切られ、しまい重点に4F51秒5-37秒2-12秒0の好タイムをマークした。
シャープな動きを見届けた庄野師は「先週の段階で体はできている。けさの動きも問題なかった」と内容に合格点。前走後は短期放牧を挟み、ここ一本に絞って調整してきた。「しっかりやってきたからね。このひと追いで息も出来上がると思う」と復帰戦から全力投球を誓った。
2歳時に交流G2・兵庫ジュニアGPを制しているが、中央の重賞は15年11月の武蔵野S4着がキャリアハイ。指揮官は「何とか重賞を獲らせたい。そう思える馬。今回は条件もいいので」と待望のVシーンを描く。
鞍上には、函館を主戦場としている岩田を手配。「彼には土日のメインを気持ちよく勝ってもらいたいね」とトレーナー。五稜郭S(土曜函館11R)の有力馬レッドソロモンとの“メインジャック”が青写真だ。