実りの秋は金髪の絵で

 2歳戦がスタートし、トレセンでは多くの新馬がゲート試験に挑んでいる。そんな2歳馬に混じり、貫禄ある馬体の古馬が試験をクリアした。

 ウインフルブルーム。昨年の京都金杯を制したが、故障のため長らく戦列を離れていた。今月9日に帰厩、復帰への第一歩を踏み出した。

 所属の宮本厩舎といえば先日脚部不安を抱えるニシノラッシュを立て直し、7か月ぶりにレースに送り出したばかり。見せ場充分の4着にまとめ、次走は必勝態勢と師も意気込む。そして「ラッシュと比べれば順調」と請け合うウインフルブルームは福島テレビオープン(7月24日、福島)を当面の目標に定めた。

 先ほど貫禄ある馬体、と記したが、担当の小久保助手は「うん、重いですね。それでももう540キロを切るぐらいまで絞れているし、乗り味も変わらず良いので追い切りも週末あたりから掛けていきます」とのこと。この先、また重賞戦線で?と尋ねると、「トーホウジャッカルと走りたいですね」と返ってきた。

 直線で競り合う金髪2騎、さぞ見栄えのする華やかな絵が撮れそうだ。うまくいけば秋の天皇賞くらいで…と想像が膨らむ。

 ちなみにその金髪、今はたてがみの向きをそろえるために写真のように編み込みをして癖付ける最中。レースの頃にはよりあでやかな姿で戻ってくるだろう。(写真と文=デイリースポーツ・石湯恒介)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス